【選択一人っ子】ひとりっ子でも幸せ!あえて兄弟を作らない選択

わが家はあえて子供は1人と決めた”選択一人っ子”。第二子の予定はありません。
 
私は3人兄弟の中間子で、兄弟がいることのメリットも理解していますが、いろいろ考え、夫とも話し合い、”選択一人っ子”という結論に至りました。
幸いにも私はまわりから「二人目はまだ?」「一人っ子は可哀想」というようなことを言われることはほとんどありませんが、一人っ子の子育てについて不安が全く無い訳ではありません。
 
そんなある日、書店でふと手に取った【ひとりっ子の育て方】という本を読んで、一人っ子の子育てについてとてもポジティブに考えることができるようになりました。
 
様々な理由で”一人っ子”を選択した方が、よりポジティブに子育てできるような記事を書きたいと思い、今回この記事を書くことにしました。
 
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私が”一人っ子”に決めた3つの理由

妊娠中~産後のフォロー体制の不安

息子を妊娠時、切迫早産で出産まで入院しており、主治医から「次回の妊娠も同じような状態になる可能性が高いので、息子さんの預け先などをしっかり考えておいた方が良い」と言われました。
しかし、両親も義両親も共働きで遠方在住なのでフォローは望めません。

現実的な問題として、この問題をクリアする方法がないことが1つ目の理由です。

金銭的なこと

●息子がどんな進路を望んでも「お金が無い」という理由でその道を閉ざさないこと
●息子にとって常に最善の選択を行える金銭的余裕があること
●夫の定年後、夫婦ふたりでそれなりの暮らしができること

以上を踏まえて専属のFPにシミュレーションを行ってもらった結果、第二子を望むと、どれかが犠牲になる可能性があるということが2つ目の理由です。

私の幼少期のトラウマ

●勉強が大好きだった小学生時代、従兄弟の影響もあり私立中学への受験を希望して毎日頭を下げてお願いしましたが、「うちは子供が3人いて、1人にそこまでお金をかけることはできない」という理由で却下されたこと
●母にとっての“1番”は常に弟であり、“私は親に愛されている”という気持ちになることができなかったこと

特に”母からの愛”については、両親が離婚した際に「○○(弟)の親権だけは欲しい」と言っていた母の言葉が今でも心の傷となっています。同じ両親の子供でも、兄弟姉妹を平等に愛することは難しいのかもしれないと、幼いながらに感じていたことが3つ目の理由です。

一人っ子の割合

日本は”少子化”と言われていますが、街を歩いていると、2人以上のお子様を連れていらっしゃる方もたくさん見かけます。
少子化は”結婚をしない”という選択や”結婚はするけどあえて子供は作らない”という選択をする方が増えたことが大きな要因と言われているので、普段子育てをしているとあまり”少子化”を感じないという方も多いようです。

しかし、私のまわりは今のところ”一人っ子”が多いように感じています。

息子は現在、認証保育園の2歳児クラス(今年度3歳になる子どもたちのクラス)に通っています。
10人中、兄弟姉妹のいるお子様は3人なので、一人っ子の割合は現時点で7割。

もちろんまだ2〜3歳ですので、これから弟や妹ができる子もいると思いますが、個人的な見解では、認証保育園(認可外保育園)なので、認可保育園の兄弟加点がなくて認可保育園に入ることができなかった家庭が多いことなども、一人っ子割合に関係しているのではないのかな?と考えています。

これから保育園選びなどをされる方がいらっしゃれば、”一人っ子”が多い環境をあえて選ぶことも、ストレスなく子育てをしていく上で大きなポイントとなると思います♡

”一人っ子宣言”でママのストレスを軽減!

わが家の場合、保育園や習い事などで”一人っ子家庭”が多いせいか、普段の生活で”一人っ子”に負い目を感じるような出来事はほとんどありませんし、見知らぬ人から”一人っ子”について言われたこともありません。

しかし、夫も私も地方出身で、地元の同級生は子どもが3人4人という子も珍しくありません。
私自身3人兄弟の中間子でしたし、父や母も3人兄弟です。

これも私の個人的な見解ですが、首都圏は子育てにおいて選択肢がたくさんあるため、子どもにお金をかけようと思えばいくらでもかけられるのが現状です。
幼稚園から始まる”お受験”なんて、私の育った環境では選択肢にすらありません。
中学校までは地元の公立校に行き、成績の良い子は公立高校に進学し、私立高校は”滑り止め”という位置付けでした。

ですので、教育にかけるお金の感覚の違いが、子どもの人数にも関係しているのではないのかな?と考えています。

そういうこともあってか、帰省した時など夫側の親戚からは”二人目”の話をされることもありますし、私の祖母にはハッキリと「子どもは1人じゃかわいそうよ!」と言われたこともあります。

親戚や祖母などは年に数回しか会わないですし、上手く「そうですね〜♡」と返して話題を変えるようにしています。笑
しかし、それが両親や義両親だと正直面倒…!

なので、私は早々に実母には「一人っ子宣言」をしています。
義両親は言葉を選んでくださる方ですし、夫自身”一人っ子”ということもあってか、これまで一度も子どもの人数について言われたことはありませんが、何気ない会話の中でやんわりと「一人っ子宣言」をしています。

宣言をしてしまえばそれ以上言われることはほとんどありませんし、ママのストレスを軽減するためにも、”選択一人っ子”と決めた時点で”一人っ子宣言”をしておくのもひとつの方法だと思います♡

一人っ子のメリットとデメリット

次に明治大学教授の諸富祥彦さんの著書【ひとりっ子の育て方】を参考に、一人っ子のメリットとデメリットについて書きたいと思います。

メリット

明治大学教授の諸富祥彦さんの著書【ひとりっ子の育て方】で、著者はひとりっ子の最大のメリットは「親の愛情を独占できること」と書かれています。

これは、私が幼少期のトラウマとしてあげた「母にとっての“1番”は常に弟であり、“私は親に愛されている”という気持ちになることができなかったこと」とつながります。
「他の兄弟より愛されていない」という自己否定的な気持ちは「不幸になるクセ」をつけることであり、ひとりっ子はこの「他の兄弟より愛されていない」という自己否定的な気持ちからくる「不幸になるクセ」を抱かずに済むと著者はおっしゃっています。
これには何度も何度も頷きました…!

私の夫は一人っ子ですが、義両親の愛情は夫にしっかりと伝わっているようで、30代になって家庭を持った今でも両親をとても大切にしていますし、そんな夫を育ててくださった義両親を、私は尊敬しています♡

デメリット

兄弟がいると、日常の些細な兄弟喧嘩で”折り合う力”を学ぶことができますが、一人っ子の場合はその機会がありません。
これについて著者は、早い時期(0〜4歳)から保育園に通わせ、異年齢(2〜3歳違い)の子供とも集団生活を送ることで「擬似兄弟」をつくってあげることをすすめています♡

また、一人っ子は弱いもの(歳下の弟妹)へのいたわりの気持ちを育む機会がないので、ペットを飼う、おじいちゃんおばあちゃんや歳下の子と接する機会をもつことをすすめています♡

わが家の息子は1歳半から保育園に通っていますが、異年齢交流の時間が多い保育園なので、日常生活で自然と「擬似兄弟体験」が出来ているようで、普段の生活でも成長を感じることが多々あります。
また、3歳になってから自宅で飼っているペットの餌やりは息子にお願いしています。
元気にしているか気にしていたり、ペットのことを保育園の先生にお話していたり、こちらも少しずつ成長を感じているところです♡

まとめ

一人っ子親にとって何より大切なこと、それは「親が罪悪感を持たないこと」
一人っ子は親の愛情を独占できる「ハッピーな子」なのです♡

今回ご紹介した【ひとりっ子の育て方】は、一人っ子を育てる親にとって”バイブル本”と言っても過言ではないと思うほど素敵な1冊です。

もしまだ読んだことがなければ、ぜひ一度お手に取ってみてください♡

2019年2月〜追記〜

この記事は2018年8月にアップした記事で、アクセス数だけを見るとこのブログの中で特別人気のある記事では無いのですが、反響という意味ではTOP3に入ります。

先日、この記事を読んでくださった”ひとりっ子”の方からアドバイス(ご指摘)と応援のメッセージをいただき「なるほど…!たしかに…!」と思ったので追記させていただきます。

ひとりっ子の最大のデメリットは親の介護を最終的に1人で引き受けなければならないこと
進学、就職、結婚など人生の節目で、ひとりっ子故に親のことを考えて選択をしなければいけない状況もあるということ。

夫もひとりっ子ですが、義両親はお元気でバリバリお仕事もされていらっしゃるので、私たちにはまだ「介護」という問題に直面していませんが、そう遠くない将来、この問題に直面する時がきます。

そして、息子も同じように、今後ひとりっ子故に直面する問題が多々あると思います。

私たちが望んで息子を”ひとりっ子”にしているのだから、息子の人生の選択肢においてそれがデメリットとならないような努力や気配りが必要だと考えさせられました。

最後に…「自信をもって育ててあげてください。」というお言葉がとても心に響きました。

息子が大きくなった時に、兄弟の有無ではなく「お父さんとお母さんの子供で良かった」と言ってもらえるような子育てができるように頑張っていきたいと思います♡

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