私は基本的に面倒くさがりなので、独身時代は外食やコンビニ食が基本。
息子が生まれるまで添加物なんて気にしたことがありませんでした。
私の両親もそういうことをあまり気にしないタイプだったと思います。
添加物が蓄積されているであろう私の体で大切な約10ヶ月を過ごして生まれた息子に対しては申し訳ない気持ちもありますが、息子がこれからの長い人生、できる限り健康な体で過ごせるよう、親としてできることはしてあげたいと考えています。
とは言っても、根がズボラなので、食材に最新の注意を払って全てを手作りというのは私には無理…。
でも、手軽に購入できる物の中から、できる限り安全な物を選ぶことくらいはできます♡
ということで、今回は我が家の近所にあるスーパーやコンビニ及び生協で購入できる食パンの原材料を比較し、より添加物が少ない食パンを探してみました。
免責事項
この記事は2019年4月14日時点において、専門家ではない一個人が書いたものになります。
原材料などについては根拠となる画像や引用元をできる限り記載していますが、あくまで素人の書いた記事であることを予めご承知おきください。
なお、この記事を起因とする健康被害等については一切の責任を負いかねます。
原材料名への表記が免除されている添加物もあり、商品に記載されている原材料名だけでは分からない部分があります。
▶︎参考/東京都福祉保健局「一般用加工食品(添加物)」
気になる点がございましたら、ご自身で各社にお問い合わせいただき詳細をご確認ください。
添加物については各社、厚生労働省の基準に準じて使用されていますが、原材料の産地や添加物等についてどこまで気にされるかは個人差があると思いますので、この記事はあくまで1つの参考記事としてご覧いただければ幸いです。
▶︎参考/厚生労働省の取り組み「食品添加物の安全確保」
おすすめの食パン3選
あくまて商品に記載されている原材料名を見ただけの素人判断ではありますが、私のおすすめの食パン3選はこちらになります♡
【敷島製パン(Pasco)】超熟国産小麦
マーガリン、乳化剤、イーストフード不使用で、小麦粉も100%国産です。
市販の食パンの中では1番安全性が高く、離乳食にもおすすめです。
しかし、私の生活圏内(東京都市部の某地区)にある複数のスーパーのうち取り扱っているのは一部の店舗だけで、常に品薄状態。
ネットでも「どこで購入できるのでしょうか?」という質問があがっています。
※私の生活圏内にある店舗ではバター入りマーガリンを使用している「超熟」のみ取り扱っている店舗が多く、「超熟国産小麦」を取り扱っている店舗は希少です。
Q. Pascoは全国で販売していますか。
A. あいにく、北海道と九州地区には販売拠点がなく、Pascoの商品を販売しておりません。
その他、Pascoの公式サイトに「よくある質問」を含め、電話やメールでのお問い合わせ先の記載もあります。
▶︎参考/Pasco「よくある質問」
イオンのネットスーパー(私の住むエリアの店舗)では6枚切り300円で販売されていますが、1回税抜700円以上の注文からしか受け付けておらず、注文金額が税込5,999円以下の場合、配送料として別途税込324円かかります。
近くに取り扱い店舗が無い場合は、ネットスーパーで日用品や他の食品と一緒にまとめ買いして、冷凍保存しておくと良いかもしれません♡
【パルシステム】こだわり酵母食パン
“小麦粉、酵母、砂糖、食塩”のみという、とてもシンプルな原材料で作られた食パンです。
ただし、小麦粉は輸入小麦を使用しているそうなので、ポストハーベスト農薬使用の可能性があります。
お値段は1斤5枚入りで212円。カットされていない1.5斤もあります。
パルシステム(生協) の配達商品なので、「欲しい」と思った時にすぐに手に入らない点は不便ですが、パルシステムは添加物などに独自の厳しい基準を設けているので、子育て世帯におすすめです♡
▶︎アレルギー対応商品が自宅に届いて便利【生協の食材宅配サービス パルシステム】
【セブンアイプレミアム】ミミまでおいしいセブンブレッド
マーガリン、乳化剤、イーストフード不使用、シンプルな原材料でそのままでも十分美味しく、6枚入り149円という価格も魅力的です。
ただし、小麦粉の産地が不明なため、輸入小麦の場合、ポストハーベスト農薬使用の可能性があります。
私の生活圏内にはセブンイレブンが6店舗あるのですが、こちらの商品はとても人気があるようで、どの店舗も常に品薄です。
消費期限が短いのですが、在庫次第で24時間いつでも購入できる点が気に入っています。
※4月13日に店頭に並んでいた商品の消費期限は4月16日でした。
食パン各製品ごとの原材料詳細
【山崎製パン】ダブルソフト
ショートニング、マーガリン、乳化剤、イーストフード、香料など”添加物がてんこ盛り”…という印象です。
※ダブルソフトは卵(全卵)を使っているので、卵アレルギーのお子様や、まだ卵を食べさせたことがないお子様は注意が必要です。
【山崎製パン】ロイヤルブレッド
こちらもマーガリン、乳化剤、イーストフードなどが入っています。
【山崎製パン】ローソン/もっちりとした毎朝の食パン
ローソンの食パンは山崎製パンの商品で、上記2点と同じくマーガリン、乳化剤、イーストフードなどが入っています。
【敷島製パン(Pasco)】超熟国産小麦
【敷島製パン(Pasco)】超熟
乳化剤、イーストフード不使用で、比較的シンプルな原材料で作られています。
ただし、”バター入りマーガリン”…つまりマーガリンを使用しているので、トランス脂肪酸を気にされる方にはおすすめできません。
また、小麦粉について“超熟国産小麦”は「国産小麦を100%使用(国産小麦「ゆめちから」の小麦粉を48%使用)」と明記されているのに対し、“超熟”は「小麦(国内製造)」と表記はされているものの「国産小麦100%」とは明記されていないので(国産小麦「ゆめちから」の小麦粉を3%使用と明記)、残りの小麦粉が輸入小麦の場合、ポストハーベスト農薬使用の可能性があります。
▶︎参考/【Pasco】超熟
【神戸屋】米粉入りもっちり食パン
バターの代わりにこめ油が使用されていますが、こめ油は熱に強く酸化しにくい油と言われています。
材料は比較的シンプルですが、私は「発酵風味料」という聞きなれない(見慣れない)原材料が気になりました。どういう物なのか調べてみたので、後ほどご説明いたします。
また、小麦粉が国内産か輸入物かは明記されておらず、輸入小麦の場合、ポストハーベスト農薬使用の可能性があります。
【トップバリュー グリーンアイ】パン・ド・ミ
こちらは、バターの代わりにオリーブ油が使用されていますが、オリーブ油も熱に強く酸化しにくい油と言われています。
材料はシンプルですが、こちらも「発酵風味料」という聞きなれない(見慣れない)原材料が使われています。
また、小麦粉も国内産か輸入物かは明記されておらず、輸入小麦の場合、ポストハーベスト農薬使用の可能性があります。
【セブンプレミアム ゴールド】金の食パン
脱脂濃縮乳は、生乳から脂肪分だけを取り除いたもので、「直接殺菌に使用される水蒸気を除き、他物を混入してはならない」と規定されており、脱脂粉乳より安全性の高い物のようです。
▶︎参考/乳及び乳製品の成分規格等に関する省令における 脱脂濃縮乳のたんぱく質量の調整について
ただし、小麦粉が国内産か輸入物かは明記されておらず、クリーム(乳製品)というのが具体的にどのような物なのかも分かりません。
また、小麦粉が国内産か輸入物かは明記されておらず、輸入小麦の場合、ポストハーベスト農薬使用の可能性があります。
【セブンアイプレミアム】ミミまでおいしいセブンブレッド
小麦ふすまは、小麦粒の表皮部分で食物繊維、鉄分、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、銅などの栄養成分が豊富に含まれています。
また、バターの代わりになたね油とオリーブ油が使用されていますが、どちらも熱に強く酸化しにくい油と言われています。
ただし、小麦粉が国内産か輸入物かは明記されておらず、輸入小麦の場合、ポストハーベスト農薬使用の可能性があります。
【パルシステム】こだわり酵母食パン
“小麦粉、酵母、砂糖、食塩”のみという、とてもシンプルな原材料で作られた食パンです。
しかし、小麦粉は輸入小麦を使用しているそうなので、ポストハーベスト農薬使用の可能性があります。
消費期限が短く、配達商品なので、「欲しい」と思った時にすぐに手に入らない点は不便ですが、パルシステムは添加物などに独自の厳しい基準を設けているので、子育て世帯におすすめです♡
他の食パンに比べてずっしりした食パンで、そのままだとパサパサしていていますが、トーストするとモチッとして美味しく食べ応えがあります。
▶︎アレルギー対応商品が自宅に届いて便利【生協の食材宅配サービス パルシステム】
原材料と添加物について
今回ご紹介した原材料名及び輸入小麦のポストハーベスト農薬について、それらがどのようなものなのかをWikipediaなどから引用いたしました。
ちなみに、イーストフードや乳化剤を使用している山崎製パンではこのような見識及び分析結果を公表しています。
▶︎山崎製パン「イーストフード、乳化剤不使用」等の強調表示について
イーストフード
イーストを活性化させるためにパン類に使用する食品添加物のうち、食品衛生法において「イーストフード」の一括名称での表示が認められたもの。
▶︎引用元/Wikipedia「イーストフード」
イーストフードを加えるとパン生地が安定し、ムラやロスを減らして大量に品質の安定したパンを生産することができます。
乳化剤
水と油を均一に混ぜ合わせ安定化させるもの。
日本で食品添加物として認められている乳化剤はいくつかありますが、主に使われている乳化剤は、下記の3種類です。
《グリセリン脂肪酸エステル》天然の油脂にも含まれていて、食品用の乳化剤の中で最も使用されている乳化剤です。
《ショ糖脂肪酸エステル》甘味料として非常に長い歴史を持つ砂糖(ショ糖)と、食用油脂由来の脂肪酸から作られる乳化剤です。
《レシチン》卵黄、なたね油、大豆から抽出して得られる、リン脂質です。
ショートニング
ショートニングは19世紀の末にラードの代用品としてアメリカで開発された人工油脂。
トランス脂肪酸の含有量は、原料の違いや加工方法の違いにより異なりますが、平成18年度に食品安全委員会が実施した調査では、ショートニングでは100gあたり平均13.6gのトランス脂肪酸が含まれています。(平成22年度にマーガリン、ファットスプレッド、ショートニングを検査したところ、トランス脂肪酸の含有量は減少傾向が認められました。)
トランス脂肪酸は、過剰摂取により心筋梗塞などの冠動脈疾患が増加する可能性が高いとされています。
▶︎引用元/厚生労働省「トランス脂肪酸に関するQ&A」
マーガリン
植物性油脂(もしくは動物性油脂)を原料とし、バターに似せて作った加工食品。
精製した油脂に発酵乳・食塩・ビタミン類などを加えて乳化し練り合わせた加工食品で、その製造過程において水素を分子に付加して(水素付加、水素化)、常温で固体にしている。
▶︎引用元/Wikipedia「マーガリン」
トランス脂肪酸の含有量は、原料の違いや加工方法の違いにより異なりますが、平成18年度に食品安全委員会が実施した調査では、マーガリンでは100gあたり平均7.0gのトランス脂肪酸が含まれています。(平成22年度にマーガリン、ファットスプレッド、ショートニングを検査したところ、トランス脂肪酸の含有量は減少傾向が認められました。)
トランス脂肪酸は、過剰摂取により心筋梗塞などの冠動脈疾患が増加する可能性が高いとされています。
▶︎引用元/厚生労働省「トランス脂肪酸に関するQ&A」
発酵風味料
見慣れない原材料だったため調べてみたところ、「お砂糖を乳酸菌とパン酵母により発酵させ、加熱処理した風味液(風味料)。高い防カビ効果を発揮し、パンの粉臭を低減するとともに良い香りや味を付与します。」とありました。
▶︎参考/発酵風味料 ラクトザック®︎(日本甜菜製糖株式会社)
「食品添加物には該当しません」と記載されていますが、イーストフードの代替品とも言われているようです。
V.C
ビタミンC。酸化防止剤としてイーストフードと一緒に使用されることが多いそうです。
パン酵母
パン作りに適した酵母のこと。
パン酵母には、パン作りに適した酵母を純粋培養した「イースト」や野生の酵母を培養した「天然酵母」がありますが、セブンブレッドの原材料であるパン酵母がどちらかは分かりませんでした。
(ただし、どちらも「イーストフード」のような添加物ではありません)
発酵種
材料の一部の粉を酵母や乳酸菌によって発酵させたもの。
ポストハーベスト農薬
収穫後の農産物に使用する殺菌剤、防かび剤などのこと。
日本では、収穫後の作物にポストハーベスト農薬を使用することは禁止されている。
しかしながら、アメリカ合衆国を始めとする、世界から輸入されている果物や穀物には、収穫後に倉庫や輸送中にカビや腐敗を防止するため、薬剤が散布されることがある。
▶︎引用元/Wikipedia「ポストハーベスト農薬」
添加物についておすすめの本
食品添加物の中でも「食べてはいけない」「食べてはいけないと、食べてもいいの間」「食べてもいい」という3つの分類があり、それらについて分かりやすく書かれている1冊です。